数ある英語学習法のなかで多読は、とっても簡単な部類に入ると思う。人によっては多読は学習というよりは、ただの読書と言い切るつわものもいます。たしかに簡単な洋書を読むだけだから勉強とか学習とはいわないのかもしれません。

そんな簡単そうな英語多読、おそらくたくさんの人にとっては、やるのも続けるのも簡単なのでしょう。しかし、わたしは10万語ほど、洋書を読んだあたりで多読を止めた経験があります。しかも過去数回。だからわたしは、世の中に英語多読さえつづけられない人間が少しくらい居ることをしっています。

わたしと同じように英語多読さえ続かない、そんな少数派にむけ、英語多読を続けるコツを紹介します。とはいってもわたし自身の経験から得たものです。もしあなたにもあいそうなものがあれば活用してもらえればと思っています。

「洋書を読むこと」を習慣にする、それが難しいんです!

英語多読を続けるためには、洋書での読書を習慣化することです。習慣化に必要なことは毎日「続ける」ことなのですが、そんなことは誰でもわかっていて、わかっているのにできないから困っているわけです。

書いてしまえばあまりにも簡単な「続ける」ですが、「続ける」を現実でも簡単にするには、ハードルを思いっきり低くすることがカギになります。ということで、英語多読のハードルを思いっきり低くするのが良いと思います。

志は高く、ハードルは低くです。

「ハードルを低くする」をもう少し噛み砕き、まとめると次の3つがポイントになります。
 「楽ちん」
 「思い立ったらすぐできる」
 「忘れない」

そこで「楽ちん多読」・「思い立ったらすぐ多読」・「多読を忘れない」を実践する10のコツを紹介します。どうしてもお金のかかるものも有りますが、効果は絶大です。

英語多読を続ける10のコツ〜その1 背伸びをしないで洋書を選ぶ

はじめのうちから自分のレベルを超えた洋書に手をだすのはやめましょう。わからない単語が多い、ひとつの文章が長い、これらは洋書を読むうえで相当なストレスになります。ぜんぜん「楽チン」じゃありません。ですから「スラスラ」読める自分にあったレベルの洋書を読むようにします。

洋書には、Graded Readersとよばれる総語数、語彙数、文法などレベルに応じて作られた英語学習者が読むための本があります。ですから最初は、Graded Readersの中から自分にあったレベルをみつけ、そのレベルで多読を始めることになります。

継続させることが目的ですから、なれるまではとにかく自分で読んでいて「結構英語でも読める!」と感じられる洋書ばかりを選んで読みましょう。

とはいえ、どうしても背伸びしたくなるのが人間の欲望というもの。たまには、そういうのもいいと思います。そんなときは挑戦してみたい洋書と自分にあったレベルの洋書、2冊の洋書を準備しておきましょう。

ちょっと難しくて進めなくなったり、ストレスを感じたら、無理をせずにいったんやめて、自分にあったレベルの洋書を読むようにしましょう。しばらくしてまた挑戦すればよいのです。いつか、意外と読めることに気づくうれしい瞬間が必ずやってきます。

英語多読を続ける10のコツ〜その2 なるべくはやい時間に洋書を読んでしまう

とにかく後回しにしない、1日で洋書を読む時間帯は早ければ早いほどよいです。会社にいくのに電車を使っている人はラッキーです。電車にのっている時間は多読の時間にしましょう。そうすれば少なくとも週5日は多読ができます。

電車に乗らない人は朝食のときなどとにかく家をでる前にやってしまうのが理想的です。どんなに忙しくても必ずお昼をとる人は、ランチタイムに組み込んでも良いでしょう。

なぜ後回しせずに早い時間帯にしたほうが良いかというと、予定は、予定どおりいかないこともあるからです。例えば帰りの電車を多読の時間と予定していた場合、たまたま同じ電車で知り合いに出会ったら、電車の中で多読はできないでしょう。

今日は早く帰宅できそうだから、家に帰ってゆっくり多読しようと思っていたところ、突然、上からものすごい量の仕事がふってきたら、早く帰るどころか終電コース、疲れて多読のことなどすっかり忘れてしまうでしょう。

このような場合でも、家をでる前に洋書を読んでおけば、その後何が発生しても多読はすんでますから影響を受けません。やってしまえば英語多読のことは忘れてしまっても大丈夫なのです。

今日は時間があるから、とか、帰りに読もうとか、もちろんそういうのもOKです、ただし、早い時間に多読を終えておきましょう。そうすれば予定どおり早めに帰宅できれば、いつもより多くゆっくりと洋書を読めるわけです。

とりあえず今日!やる

とはいえ、やる気のでない、面倒な日も確実にあります。朝は眠いし、朝食は食べないし、電車では寝たいし。わたしも朝は得意ではありません。早起きしないといけない日は、前の晩にちょっとしたストレスを感じます。

それはさておき、やる気のないとき、面倒なときは「今日だけがんばってみる」ことにしましょう。「毎日洋書を読まなきゃいけない」と思わないことです。

とりあえず「今日」のことだけを考えてやります。明日も明後日も毎朝毎朝、英語多読をやるのか、面倒だなとか考えないのです。とにかく今日だけ、ほんの今だけ洋書を読むようにしましょう。すこしは、がんばれます。

洋書を読むのは1分でいい

それでもしんどい時はあります。かならず面倒なときはあります。そんな時のキーワード。「1分でいい」、これです。よく「5分だけがんばってみる」というのは聞きますが、5分もがんばらなくても良いです。1分でいいです、1分だけがんばってみます。

やってみるとわかりますが、ほとんどの場合、1分で止めることはなく、気がつけばきりの良いところまで洋書を読み進めてますから不思議です。

これは、本当にすごいおまじないだと思います。たった1分と思うだけでいいんですから。やったことはありませんが、もしかすると「洋書を手にもって開く」と言い聞かせるだけでも効き目はあるかも知れません。

これならさらにハードルは低いです。どうしてもやる気がおこらないときには自分にいいきかせてみましょう「とりあえず、洋書を手にもって開けばいいんだ」

英語多読を続ける10のコツ〜その3 出来ない日もあることを覚悟しておく

多読を続けていれば、がんばっていても出来ない日は必ずあります。
そこで落ち込んでやる気をなくさないこと、やめないことが大切です。

人生は何がおこるかわかならない、タドキストたちにとってもそれは同じです。朝早くに出社し、仕事を片付けたとしても、夕方にはもっと膨大な仕事が突発的に発生することもあります。行きたくないけど、いかねばならぬ付き合いだってあります。飲まないと決めたのに飲まなければならないときだってあるでしょう。だから出来ない日があって当たり前です、自分を責めないで、気にせず次の日にひょうひょうと洋書を読むことです。

多読していないのに自分は継続できる!と思ってはいけない

その一方で・・・
毎日やっていたことが途切れた瞬間、残念な気持ちを「まぁ明日やればいいや」とうまく切り替えるのですが、次の日も「明日からがんばろう!」、その次の日も「まだ2日さぼっただけ、明日からやればいいや」とこれを繰り返し続けてしまう。これも意外とありますので、多読をしかなった次の日は特に注意が必要です。

わたしが多読をサボったときのこと。毎週水曜日を多読の休みの日ときめて、週6日のペースで多読することを決めていました。

結構いい感じで多読を続けていたそんな頃です。水曜日はいつも通り多読を休み、次の日は仕事があまりにも忙しくて終電、帰りの電車では疲れて洋書を読む気にもならず多読をしない。

そして次の日も昨日の続きと続々と発生する作業のおかげで終電、こんなに仕事をがんばっているということを言い訳にしてその日も多読をさぼります。

そんなことで洋書から遠ざかって3日たった訳ですが、4日目にはがんばって洋書を読みます。でもなぜかしら5日目にさぼってしまいます。以降は2日に1度、交互に多読をする日としない日という均衡が1週間ほど続きます。

次の1週間で、3日に1日になり、さらに次の週で、多読をする日は4日に1日になります。さらにその次の週では洋書のことなど忘れてしまいます。

わたしの経験を振り返ってみると、ここまで継続出来たのだから、今日やらなくても明日からまた継続できるだろうといった「おごり」というか「心の隙」が生じていたように思います。

それまで、「今日も多読しなきゃな〜」と面倒に思っていたつぎの瞬間に「明日からがんばればいいよ(いままでも出来たんだから明日からもできるよ)」とさっきまでとは打って変わり気分も晴れ晴れと、多読をしないことを正当化します。これは危ないです。

対処法としては、心に隙が出来るということを知っておくことでしょうか。明日からがんばればいいや!と思って、その日多読をさぼろうとしたら、それは間違いなく心の隙です、ですからその日こそがんばりましょう。わたしの経験ですが、やってしまえば、うそのように心の隙はきえてなくなります。

英語多読を続ける10のコツ〜その4 SSSの多読三原則をうまく使う

ご存知の方も多いでしょうが、ここでもう一度SSSの多読三原則を確認してみましょう。

多読3原則とは?
SSSでは、次の3つの原則を多読3原則といっています。

1.辞書は引かない
(引かなくてもわかる本を読む)
2.分からないところは飛ばして前へ進む
(わかっているところをつなげて読む)
3.つまらなくなったら止める
(1 2 の原則で楽しく読めない本は読まない)
の3点です。

この多読3原則は、酒井邦秀さんが、『快読100万語ペーパバックへの道』(筑摩書房 2002年6月刊)にて発表したものです。

引用:SSS公式サイト 多読で英語に親しみませんか?

本当によくできた原則だと思います。楽に楽しんで洋書を読む極意といってもよいかもしれません。

ですから、このすばらしい原則を都合良く使わない手はありません。どんなときに使うかというと、我慢しているときです。我慢して多読をしているときです。そんなときは無理して読まない、なんならもう読むのをやめてしまえばいいのです。

途中で読むのをやめるのは、まじめな人とほど、ストレスを感じることでしょう。読んでもストレス、読むのをやめるのもストレスになります。だからこそ多読三原則があります。三原則を理由(いいわけ)にして、すぱっと読むのをやめます。

困ったときに帰るべき場所として原則は存在します。ですから我慢せずに多読三原則に従いましょう。

やめてしまった洋書は自分のレベルがあがったときに再チャレンジすれば良いだけですから無駄になりません。

このように継続させることを目的に多読三原則をうまく使うようにしましょう。

また辞書を使わないについても、たまにはどうしても気になる単語がでてきます。三原則どおりが好きな人はそれを守れば良いですし、どうしても気になって仕方がない人は逆に三原則に縛られる必要はないとわたしは考えます。特に電子書籍であれば辞書をひいても読書をさまたげる程度も少ないですので、おすすめです。それでもやはり辞書をひく回数は少なくした方が良いでしょう。

目的は続けることですから、多読三原則にしばられるのではなく、続けるために自分に都合よく考えれば三原則は更に使えます。

英語多読を続ける10のコツ〜その5 印刷物(紙の本)だけでなく電子書籍でも洋書を読む

紙の手触りがたまらない、インクと紙の香りがなければ読む気がしないという人でなければ、印刷物(紙の本)だけでなく電子書籍でも洋書を読んでみてはいかがでしょう。

ちなみに1冊の洋書を印刷物(紙の本)と電子書籍の両方で購入して読むということではありません。

紙の洋書にはない使い勝手の良さが電子書籍にはあります。スマートフォンを持っていて、Kindleアプリ(無料)を入れていない人はすぐにインストールしましょう。
使ってみればその良さがわかります。きっと電子書籍が手放せなくなることでしょう。

iOS用Kindleアプリはこちら
Android用Kindleアプリはこちら

スマートフォンを検討しているフィーチャー・フォンのユーザーも是非スマフォで電子書籍を使ってみてください!

タブレットも使わないし、これからもフィーチャー・フォンを使うという人も大丈夫です。電子書籍リーダーKindle-Paperwhite(キンドル ペーパーホワイト)があります。
英語多読に電子書籍を取り入れる価値は十分にあります。

※画像を押すとKindleストアに遷移します

洋書を読むときに電子書籍を使うメリット

1.思いたったらすぐに洋書を読むことができること

これが最大の理由です。特にスマートフォンは、ほぼ24時間身の回りに置いてあるので、いつでもどこでも洋書を読むことができます。スマートフォンに触れている時間の一部を多読の時間にするだけで、洋書を読む時間はとれるのではないでしょうか。

2.端末内の本棚に複数の洋書を保存しておけること

電子書籍の次の特徴は、端末例えばスマートフォンの場合にはスマートフォンのKindleアプリの中に本棚がある訳ですが、その中に複数の洋書を保存しておくことができます。これはAndroid端末のKindleアプリです、本棚に保存している洋書たちはこんな感じです。

これはほんの一部です、端末の容量次第ですが相当な数の洋書を保存できます。本棚にならぶ表紙画像をタップすると洋書がすぐ読み始められます。

Kindle本棚

複数の洋書を保存できるので、読んでいて難しい・面白くないと感じたらその洋書をやめて他の洋書にすぐ移ることが出来ます。

3.辞書が簡単にひける

やり方は簡単、単語を長押しするだけです。こちらは洋書ではないですが・・・こんな感じです。

電子書籍トィーティー
動画もみれる「なつアニ トゥイーティー」 STORY3&4

前回のコツ4で紹介した「多読三原則」では辞書は引かないとなっています。確かにSSSが提唱する多読法ではわからない単語にこだわらないというのは非常に重要なことです。

鍵は、「楽しくスラスラ読む」こと
 多読を長く続けるためのコツは、「楽しくスラスラ読む」ことです。楽しくスラスラ読むには辞書の利用が大敵です。辞書を使わなくても読める本を読んで、辞書をできるだけ使わないようにしましょう。辞書をつい引きたくなってしまう人は、
 1) 辞書は全く引かないと自分で決める
 2) 辞書を引くのはは多くても、1冊3語までと決めて、できるだけひかない
 3) 辞書を引くのは、本を読み終えてからと決めて、できるだけひかない
ようにするといいでしょう。とにかく一番悪いのは、分からない単語をすべて辞書で確認しようとすることです。
SSS英語学習法のご案内

電子書籍における辞書の引きやすさは、もっと自由な読書体験をもたらしてくれるでしょう。もちろん辞書をあまり引かない基本方針をかえない方が良いでしょう。

これは電子書籍でなく紙の洋書の場合、辞書を引くには、洋書とは別に電子辞書あるいは紙の辞書を開き、その単語を探す必要があります。この行為が読書の妨げになるのは明らかです。このため辞書を出来るだけ使わないことが重要になります。

一方、電子書籍では、辞書を引くのは単語を長押しするだけですからさほど読書を妨げることにはなりません。ですからどうしても気になる単語が有れば無理せずに辞書を引けば良いと思います。どちらがよいかは、読み手が快適に読める方を選べ良いでしょう。

4.場所をとらない

一度購入した書籍は、端末から削除してもなくなることはありません。家の本棚に書籍がホコリをかぶることもなく、奥さん・旦那さんにうるさくいわれることもありません。しかも、ネット環境にいれば、いつでもダウンロードできますから、前に難しくてやめた洋書を久しぶりに読んでみるといったことも簡単にできます。

ただ、前にニュースになっていたように電子書籍サービスも終了することがあります。エルパカの電子書籍サービスの終了についてはサイトで次のように説明がされています。

このケースでは返金は受けられるようですがサービスが一切使えなくるということは、本棚やクラウドに保管されている洋書たちがすべて消えてしまうということになります。ですからそのようなリスクを考慮しておく必要があります、わたしは最大手の「Amazon Kindleストア」をメインで使っています。

サービス終了後は、購入済書誌含め、一切のエルパカBOOKSの「電子書籍サービス」をご利用いただけません。(書誌新規購入・再ダウンロード・購入済書誌閲覧含む)

エルパカBOOKS(電子書籍)サービス終了のお知らせ

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ローソンの電子書籍サービス「エルパカBOOKS」終了 購入代金相当のポイント返金

5.電子書籍のほうが洋書を安く買える、時に無料で購入できる

これも大きなメリットですが電子書籍のほうが洋書も安いです。例えばこんな具合です。

その他にもI Can Read シリーズには150円でよめる洋書が沢山あります。
※タイトルによって価格はバラバラですが価格は90円~です。
※2015年2月13日現在、Amazonでの販売価格です。
The Berenstain Bearsシリーズ

英語多読を続ける10のコツ〜その6 多読を記録する。習慣化のツールを使う

英語多読を続けるコツ6は、多読を記録する方法と習慣化を助けてくれるツールの紹介です。

習慣化したいことを記録するというのは、よくいわれる方法です。多読では、記録しなければいままで自分が何語読んだのかわからなくなります。

SSS英語学習法研究会の100万語多読では、100万語が最初の大きな目標として設定されています。記録しなければこの100万語にどれだけ近づいたかも全然わからなくなってしまいます。記録しておけば10万語達成、50万語達成というのを把握しながらすすめられモチベーション維持につながります。

記録は、何語読んだかがわかれば、どのようなやり方でもいいと思います。わたしは表計算ソフトに下記の項目をつけ、語数は自動で合計されるようにしています。
・日付:
・タイトル:
・YL:
・総語数:

その他にもブログや日記に書くのもよいでしょう。中古しかないようですが、Amazonのレビューの評価が高い100万語多読用の手帳めざせ100万語! 読書記録手帳を使ってみるのも良いかも知れません。ユニークなところではWEBで多読の記録ができる多読王国というサービスもあります。

読書記録手帳の項目

参考までにめざせ100万語! 読書記録手帳の記録項目を紹介しておきます。さすがは本家といったと感じで項目は結構多いです。使うとテンション上がりそうです。
・読んだ月日
・タイトル
・出版社
・単語レベル
・1行あたりの文字数
・1頁あたりの行数
・1頁あたりの文字率
・1冊の総語数
・コレまで読んだ洋書の総語数
・所要時間
・1分あたりの読んだ語数
・評価
・感想・メモ

もちろんめざせ100万語! 読書記録手帳もよいですが、つけやすいものであれば何でもよいでしょう、日々のことですから簡単に記録をつけられるというのがもっとも重要になると思います。

習慣化を助けてくれるツール

習慣化をサポートしてくれるアプリを使ってみるのも良いと思います。わたしはWay of Lifeというアプリを使っています。このアプリは、習慣化したい項目(多読)を入れて、毎日”やった”か、”やらなかった”かを記録するだけです。そうすると週間、月間などの一定期間で”やった日”と”やらなかった日”の割合などが一目瞭然になります。このような感じです。
習慣化アプリwayoflife
習慣化アプリwayoflife2

習慣化をサポートしてくれる可愛いアプリとかその他にもいろいろあるようです。ブログCLOCK LIFE*にまとめらていますのでリンクしておきます。
コツコツ継続!習慣化を助けてくれる6つの厳選アプリ。

続ける自分になる一冊

最後に習慣化のための本を一冊紹介しておきます。
スタンフォードの自分を変える教室

続けられるか、続けられないのか、まさに意思の力が人生を決めます、その意思の力を鍛えるにはといったことが書かれています。

たとえばストレスに強なくなる方法など意思の力を強くするノウハウ、しかもすぐ・簡単に実践できるものが多いです。未読の方はKindleで一度無料サンプルを読んでみてはいかがでしょう。

英語多読を続ける10のコツ〜その7 KindleストアやAmazonをちょくちょくチェックする

次は何を読もうかな?とワクワクしながらAmazonやKindleストアを徘徊するのも楽しみのひとつです。昔なら本屋さんで本をぱらぱらめくりながらの楽しいひとときでしたが、いまではAmazonやKindleストアがそのかわりです。そしてぱらぱら立ち読みのかわりにレビューをみて、みんなの評価を参考にしつつ購入する洋書を決めます。

最初は1冊1冊の語数が少ないのでたくさんの洋書が必要になります、参考のためにもストアを訪れておくのはとても有意義です。以前にも書いたとおり英語が苦手な人は、多読を始めたばかりのころは1000語程度(以下)の洋書で馴れるところからスタートします。最低1万語以上読むとして、1000語の洋書で10冊購入する必要があります。

そして1000語の洋書1冊を読むのにかかる時間は10分程度です。要するにあっという間に1冊が終わり、すぐに次の洋書が必要になります。なので最初に2、3冊買っていたとしてもたちまち次の洋書が必要になります。

おいしい洋書を発見

洋書を購入する必要がなくてもAmazonやKindleストアはちょくちょく見るこをとおすすめします。洋書の情報を仕入れていること自体、多読を習慣化することに役立ちます。

わたしも、多読を楽しんでいるときにはAmazonを眺めるのを楽しみにしていましたが、多読をやめたときには、洋書の情報を全く仕入れていませんでした。それよりも、自分が多読さえ続けられないと思いたくないからなのか見ないようにさえしていました。ですから常に読みたいと思う洋書の情報を仕入れておくことも習慣化を助けてくれます。

たまにとてもおいしい洋書を発見したりもします。Kindleではお手頃な価格の洋書にであうことがあります。また、何を読もうか眺めているときに、これまで知らなかった洋書でレビューの数も多くかつ評価の高い優良な洋書をみつけることもあります。このような掘り出しものにであうと、とってもうれしくなり、やる気もでてくるというものです。

例えば、もう終わってしまいましたが2013年末〜2014年始にかけてKindleの冬のSALEでラダーシリーズのGon. the Fox ごんぎつねBuying Some Gloves 手袋を買いにがSALEの対象になっていて、200円前後で販売されていました。

洋書のレビュアーはタドキスト

またAmazonやKindleストアの洋書レビューはそのほとんどが多読をしている人たちによって書かれていますから、とても参考になります。タドキストたちがその洋書を推奨していれば自分も読んでみようかと思いますし、逆に評価の低い洋書は、手をださずにすみます。

たくさんの人が多読をしていると思えば自分もがんばろうとと思いますし、レビューの内容によって思わず、読みたくなる洋書ななどたくさんの情報がAmazonやKindleストアにはあります。例えばHolesのレビューをみていると読みたくなりますよね、ちなみにHOLESの読みやすさレベル(YL)は6〜7あたりのようです。YL1あたりの洋書を読んでいる頃はまだ読む時期ではありませんが、はやくYL6くらいの洋書を読めるようになりたいという気持ちになり、やる気につながります。

他にも読みやさすやレベルや総語数などを書いてくれているレビュアーもいて英語多読を記録するときなど非常に役に立ちます。

最初は1冊あたりの語数も少ないのでたくさんの洋書を購入することになりますが、少しずつレベルもあがっていきます。1冊の総語数もそれにあわせて500、1000、2000から5,000、10,000とあがっていくことでしょう。

これまでに出会ったおすすめの洋書

すでに紹介した洋書もありますが、英語が苦手な人にむけた入門編的な洋書になります。

おすすめの洋書ラダーシリーズ

ラダーシリーズの以下の2冊はまだ150円300円前後で購入できます。
Gorsch the Cellist セロ弾きのゴーシュ145円337円)
The Nighthawk Star よだかの星125円364円)
※記事公開当時は150円前後でしたが変更になっていたため2015年5月8日現在の価格に変更いたしました。なお、価格があがっていますが、同シリーズのたの本と比較するとお買い得価格になっています。


※画像をクリックするとKindleストアに遷移します

おすすめの洋書I Can Readシリーズ

I Can ReadシリーズもKindleを眺めていて知りました。
このシリーズのレベル1、2はもちろん初心者にも読みやすく、価格も150円の洋書がたくさんそろっています。
以前紹介したThe Berenstain Bearsシリーズにも150円の洋書がいくつか有ります。
※2015年5月8日現在のKindleストアの価格

おすすめKindle洋書I Can Read! / Little David Series。入門向けのシリーズで進める英語多読でも紹介した Little David Seriesは全4冊が販売されていますが、すべて150円(1部95円)で購入できます。
※2015年5月8日現在のKindleストアの価格

もう少し先になるかも知れませんが読みやすさレベル3台のおすすめシリーズA to Z Mysteries。1冊300円代でその総語数は6,000〜8,000語。A〜Zまであるのでシリーズを制覇するには、アルファベットと同じ数の26冊を読破する必要が有ります。このシリーズを読み終えれば、1冊7000語と仮定すると182,000語も多読が進む計算になります。値段的にもおすすめのシリーズです。

※特に時期についての記載のない価格は全て2014年1月28日現在のKindleストアでの販売価格です。

英語多読を続ける10のコツ〜その8 時間がない、それでも英語多読の時間を確保する

days24時間がない

忙しい毎日でも多読の時間を確保する

忙しい毎日なかなか多読のための時間をとるのは、難しいかもしれません、急な仕事が発生したりすれば洋書を読むことなど忘れてしまいます。特に初めのうちは洋書を読むことが習慣になっていないため、なおさらです。そこで、多読の時間を確保するための簡単な方法を紹介します。

1日のうちに多読できる時間がどれくらいあるのか見てみる

まずは、1日のうち洋書を読む時間がどれくらい確保できるのかをみてみましょう。朝起きてから夜寝るまで、スキマ時間を含めて洋書が読めそうなときをチェックします。

平日ならこんな感じでしょうか、1日の生活を振り返りつつ、どこで多読ができるかチェックしていきましょう。

・目覚ましが鳴り、起きる
・朝食
・家をでて駅まで歩く
・駅で電車に乗る
・電車からおりて会社まで歩く
・仕事
・午前中の小休憩
・仕事
・お昼休み&昼食
・仕事
・午後の小休憩
・仕事
・仕事を終え、会社から駅まで歩く
・駅で電車に乗る
・電車からおりて家まで歩く
・晩ご飯を食べる
・お風呂に入る
・読書?テレビ?ネット?
・寝る

ここでは、例えばということで会社つとめをしている人をモデルにしています。ここから英語多読ができそうなところを一つ一つみていきます。分かりやすいところでいくと電車にのっている時間です。電車で読書している人は、読む本を洋書に変えるだけですから簡単です。他にも仕事中に定期的に休憩があるならその時間の一部を多読に割り当てることもできるでしょう。寝る前も洋書を読む時間にあてられます。

多読できるスキマは意外にあることを理解する

ということで、一つ一つ見ていき、英語多読ができそうなスキマが次のリストです。1日の生活をざっとみただけでも、これだけ多読をするチャンスがあります。もう洋書を読む時間がないとはいえないほどです。

  • 1.朝起きて、目覚ましを消したあと
    (もちろん目覚ましはアプリで、その流れでボーッとスマートフォンで多読)
  • 2.朝食のとき
    (家族の団らんがある人には厳しいかも)
  • 3.歯を磨きながら
    (これもスマートフォンなら簡単です。スマートフォンを触りながら歯を磨くことはよくあります)
  • 4.うん○をしながら
    (これはひとそれぞれ)
  • 5.出勤の電車に乗っているとき
    (これもスマートフォンなら簡単です。電車の中でスマートフォンを操作している姿は本当によく見かける光景です。これを洋書を読む時間にするだけです)
  • 6.会社の午前中の休憩時間
    (休憩のある人はラッキー)
  • 7.ランチタイム
    (一定の時間がとれるよいチャンスです)
  • 8.午後の休憩時間
    (休憩のある人は超ラッキー)
  • 9.帰宅の電車に乗っているとき
    (行きと同じです)
  • 10.風呂でお湯につかっているとき
    (もちろん紙の洋書を使いましょう、本当におすすめです)
  • 11.晩ご飯のとき
    (これは団らんのある人には無理)
  • 12.テレビをみながら
    (ではなくて、テレビをみる時間があるなら少し洋書を読む時間にあてます)
  • 13.寝る前にふとんのなかで
    (これもわたしのゴールデンタイム。紙の洋書だと、読むのにどうしても照明が必要でしたが、スマートフォンなら全く問題ないです)

電子書籍(特にスマートフォン)を使って多読する

ポイントはスマートフォン。日々の生活の中で最もわれわれの身近にいるデバイスはスマートフォンですから、スマートフォンを使って洋書を読むことに馴れれば、かなり置き換えがききます。置き換えというのは、スマートフォンで他のこと(SNSやゲームや動画など)をしていた時間を洋書を読む時間に変えることをさします。

また、紙の洋書だと持っていくのを忘れてしまったらおしまいです!忘れることの少ないスマートフォンならこの忘れるリスクをかなりおさえられます。

関連記事:
英語多読を続ける10のコツ〜その5!印刷物(紙の本)だけでなく電子書籍も使う。

紙の洋書。おすすめの使いどころ

電子書籍で洋書を読んでいると、紙の洋書を読む機会は少なくなると思います。しかし紙の洋書にも最高の使いどころが有ります。ひとつは上のリストにあるように入浴中に読めることです。

最近はシャワーのみという人も多いと思います。特に忙しいウィークデーなら尚更です。とはいえ週のうち2日でも、3日でもお風呂に入る時間を確保することをおすすめします。お風呂は本当にきもちいいですし、リラックスできます。その効果をうけつつ多読までできるので最高です。通常の多読の時間にこの時間が加わると多読は結構進みます。

わたしはこれで湯船につかる習慣を10数年ぶりにとり戻しました。もちろん毎日とはいきませんが・・・。

紙にしかないメリットは他にもあります。今のところ中古販売という考えた方は、電子書籍にはなく紙の洋書(本)にしかありません。普及してきたとはいえ、まだまだ紙の洋書と比較すると電子書籍は品揃えが少ないです。Amazonをみていて欲しい洋書があっても紙しかないことはよくあります。迷っているときなどは紙の洋書でも中古があって値段がお手頃なら、購入してもよいでしょう。例えばBig Fat Catシリーズ(BFC BOOKS)などがそうです、有名な本ですが、Kindleではまだ販売されていません。

近い将来には電子書籍の品揃えが紙を超えるでしょうし、そしてもしかするとデジタルデータにも中古という考えが適用される時代になるかも知れません・・・。

英語多読を続ける10のコツ〜その9 電子書籍で洋書のストックを用意しておこう

かならず電子書籍のストックを用意しておく、その理由はこちらの問題に対応するためです。

1.今読んでいる洋書が難しくて楽しく続けられない
2.紙の本を持って出かけるのを忘れた

洋書が難しくて気持ちが萎えてしまうようなら、その洋書は次の機会にして、違う本に変えましょう。まじめな人や負けず嫌いな人は気持ちの切り替えが難しいと思います。そんなときこそ、コツ4で紹介したSSSの多読三原則をうまく使いましょう。続かなくなるのが一番よくないことですから。

もちろん難しくても自分が楽しいと感じたり続けることに無理がないのであれば問題はありません。そのままでも良いと思います。

次に2番目の本自体を忘れてしまった場合。電車の中で、さぁ多読しようと思って本を忘れたときの心の削られかたは半端ではありません。深いため息とともに、帰りの電車でも多読できないのか、と気持ちが落ち込むものです。

さらに電車で終わらせようと思っていた多読ができないとなると、仕事を終え、家に帰ってやるしか無くなり、朝からついてないな!ってことになる訳です。

そんなとき、いつも持ち歩いているスマートフォンにKindleなどのアプリと電子書籍(もちろん洋書)が入っていれば、安心です! 電子書籍があるから問題なし。と心でつぶやいて多読をはじめられます。

スマートフォンで電子書籍を読んでいるのであれば、未読の洋書がなくても大丈夫です。Kindleの本棚にすでに読んだ洋書があれば、それを読んでも大丈夫です。もしかすると、前は結構しんどかったのに今は簡単に読める!なんてうれしいことになるかもしれません。

しかも100万語多読では、前に読んだ洋書をもう一度読んだ場合でもその語数をカウントしますので、記録しましょう。

ストックにふさわしい洋書とは?

最後に予備の洋書にふさわしい洋書とは、どのようなものかについて少し触れておきます。

結論からいくと簡単で短いものが良いでしょう。

なぜかというと、内容が難しくてヤメる人は、いまの洋書が難しくて違う洋書を読むわけですから簡単な洋書にしておかないと意味がありません。

紙の洋書を読んでいる人は、電車の行き帰りで読もきれるくらいの薄い洋書が良いのではないでしょうか。じゃないと今読んでいる洋書と併読することになってしまいます。というわけで、ストックするのは簡単で短い洋書にしましょう。

英語多読を続ける10のコツ〜その10 読書はパワー!多読の関連本やブログをちょくちょく読む

多読関連の書籍やブログにはノウハウや役立つ情報が満載

わたしが多読をはじめるきっかけになったのは、速読について調べていたときのことです。速読といっても日本語でかかれたビジネス書やハウツー本を速読できれば、たくさん読めるし、いいなと漠然と考えて「速読・多読」あたりでWEB検索していたのだと思います。そのとき英語学習にも速読・多読というものがあるのを知りました。

そこから速読・多読の情報を調べていくうちに、SSSのサイトでSSS式多読法に出会い、すぐにAmazonで『いっぱい読めばしっかり身につく 今日から読みます 英語100万語!』を購入し多読を始めました。

多読をはじめたあとも、モチベーションが下がってきたかな? と思ったときに『いっぱい読めばしっかり身につく 今日から読みます 英語100万語!』を読み返したりしています。新しい発見があったり「おお、コレ次よんでみよう」などなどやる気が自然にあがってきます。

モチベーションが下がっているときは、自分でも分かっているけどなかなか行動に移すのが億劫でもあります。日々つけている多読の記録を見返してペースが落ち始めていたら、やる気が下がる前に多読の関連本や情報サイトをながめてみると良いでしょう。

多読をする訳ではないので、負担はほとんどありませんし、やる気をあげる効果は抜群です。多読関連の本でなくても、タドキスト達のブログやSSSの公式サイトなどを見ても良いと思います。

サイトや書籍にはノウハウや、洋書の紹介、そして多読の効果などが書かれているので、やる気にもつながります。
100万語英語多読ロードマップ
※SSSで紹介されていたデータを絵にまとめてみました
英語多読に効果があると考えられる根拠
※教育機関が実施して公表している多読の効果などなどをまとめてみました
まずは自分の現在地を知ろう
※今日から読みます 英語100万語!で紹介している多読のすすめかたです

客観的データを基に読書の力を解き明かす「読書はパワー」


【 内 容 】
少し前の本ですが、アメリカやイギリスなどでこれまで発表されてきた読書に関する膨大な研究論分、著書、調査結果をまとめた「読書論の集大成」

英語多読をあつかった本ではないのですが、読書の効果を膨大なデータの裏付けとともに紹介してくれていて、やる気がでます。

データ等も少し古いのでしょうが、読書をテーマとした研究の結果が数十年でそんなに変わるとは思えないので、今もなお説得力のある本です。

この本では自発的な自由読書が読解力だけでなく、「文章力、文法力、つづり字力、語彙力」が向上する、とあります。

読むことで語彙力は向上するのか?「時計仕掛けのオレンジ」の研究

小説「時計仕掛けのオレンジ」には“ナドサット”という若者が使う変な単語(造語)が241語でてくるそうです。造語ですから読んだ人しか知らない単語です。この造語は1語につきだいたい小説の中で15回程度登場します。

読書で語彙力は向上するという仮説を検証する興味深い研究は、この“ナドサット”を使って行われました。具体的には対象者に小説「時計仕掛けのオレンジ」を読んでもらい、“ナドサット”を理解したかどうかテストするというものです。対象者は少ない人でも45語の“ナドサット”を覚えたという結果が得られたそうです。

読書には語彙力を向上させる効果がある!!ということを示した研究の一つです。

読むことでつづりは覚えられるのか?ニスビットの研究

つづいて、読むことでつづりを覚えられるのか?を調べた研究も紹介されています。
テストでつづりを正しくかけなかった単語25語を含んだ本を読ませた後、再度テストを行ったところ25語のうち1語は正しくかけるようになっていました

25語のうち1語ですからけっして多くはありませんし、やはりなかなかつづりまで覚えるのは困難であることに違いはありません。それでもこの研究は、読書でつづりも覚えられるということを証明しています。

英語多読においても語彙を増やせるのか?つづりも覚えられるのか?といったことはよくいわれることですが、英語多読にもあてはまるなかなか説得力のあるおすすめの本です。

■スペック
発売日: 1996/04
著者:スティーブン クラッシェン
価格:2,160円
2016年6月21日現在のAmazonでの販売価格です。