『The Secret Garden』、日本でも『秘密の花園』というタイトルで翻訳され出版されているとても有名な小説。Penguin Readers LEVEL2の『The Secret Garden』はそのリトールドです。

すでに2度読みましたがこの作品はこれまで読んできたペンギンリーダーで最高の作品となりました。

YL0(読みやすさレベル0)からスタートしてYL1、そして現在のYL2までずっとペンギンリーダーを読んできました。

正直、これまで読んだペンギンリーダーの中には、ひどい作品もありました。特にYL0はひどかったです。語彙と語数を制限されているのである意味仕方ない面もあるのですが……

そういったことを経験すると『The Secret Garden』との出会いに感動すら覚えます。

SSSでは、ペンギンリーダー(Penguin Readers)Level 2の特におすすめ作品としてFly Away Home, Heidi, Railway Children, The Waveが挙げられています。

ぜひ本作『The Secret Garden』も追加して欲しいと思います。

※ピアソンの公式サイトによるとPenguin Readersシリーズは、現在、Pearson English Readersに移行しているようですので、本記事ではペンギンリーダーとピアソンイングリッシュリーダーの両方を使っていますが、いずれも同じものです。

フランシス・ホジソン・バーネットによる『The Secret Garden』について

もう100年以上も子供たちから愛され続けている作品。『The Secret Garden』(Penguin Readers LEVEL2)のIntroductionにはこうあります。

The Secret Garden, in 1911. Nearly 100 years later, children everywhere read and enjoy this story of an unhappy boy and girl and a magical ‘secret’ garden.

The Secret Garden (Penguin Readers LEVEL2) Introductionより引用

文学に全く触れてこなかった自分を恥じつつも、リトールドとはいえ、このような名作に出会えることに感謝の気持ちすら覚えます。いまでは名作との出会いが英語多読の楽しみの一つになっています。いつも書いてますけど……

子供たちにとって、人格を作っていく過程でこのような作品にたくさん触れることがきっと良い影響を与えるだろうな、と思います。うちでは子供が眠るまえの読み聞かせで、ヒュ〜ドロドロ〜のBGMを流しながら幽霊ばなしを読むことが多かったのですが、こういう本を読むことにします。

どれだけお母さん、お父さんにこのページが読まれているかわかりませんが、先ほどアマゾンで購入した本です。
10歳までに読みたい世界名作13 ひみつの花園

『The Secret Garden』
日本でも多くの出版社から日本語訳が出版されています。さらにフランシス・フォード・コッポラの制作総指揮で映画化もされています。

日本語訳(小説)と映画

 

イラストも素晴らしい

『The Secret Garden』(Penguin Readers LEVEL2)はイラストも素晴らしいです。Mary、Dickon、Colinの雰囲気がとってもよく出ているように感じました。

The Secret Gardenの1シーン。話はもちろんイラストもまた素晴らしいです。
The Secret Gardenの1シーン。話はもちろんイラストもまた素晴らしいです。

The Secret Garden のあらすじ

主要登場人物

Mary:

本作の主人公。英国人の両親を持つ女の子。インドで裕福な家に生まれるが、母・父ともに育児をせず、使用人に丸投げ。使用人はなんでも言うこと聞き、その結果、病弱で嫌な女の子に育ってしまいます。突然両親が病気で死んでしまい、英国に住むおじCravenに引き取られ生活が一変します。

Martha:

Cravenの家の使用人。Maryの世話を担当する。インドの使用人と違いMaryにはっきりと意見を言うことができる少女。このことがMaryが立ち直る最初のきっかけになります。

Dickon:

Marthaの弟。動物と話ができる心優しい素晴らしい少年。彼との出会いがMaryを変えていきます。自分の子はこんな子供に育って欲しいと思いました。

Craven:

Maryのおじさん。イギリスのヨークシャーに住む富豪。両親が亡くなったMaryを引き取ります。最愛の妻を不幸な事故で亡くしてからは抜け殻のようになっています。

Colin:

Cravenの息子。病弱で自室に閉じこもりっきりの少年。自分がもうそんなに長くは生きられないと考え、夜な夜な泣き悲しんでいます。MaryにはColinの存在は伝えられていませんでした。

あらすじ

登場人物のところでなんとなくあらすじは掴めそうですが……
Maryは、両親の愛情を受けることなく育ったため他人を好きになることができず、わがままで誰からも好きになってもらえない子供に育ちます。

突然両親が病気で死んでしまい、使用人たちもいなくなり一人取り残されるのですが、イギリスのヨークシャーに住むおじCravenに引き取られることになります。

おじのところでは、Marthaという使用人がMaryの面倒をみることになります。

Marthaは、病弱で食欲のないMaryに、庭で遊ぶようにすすめます。
ただし、亡くなったCravenの妻の庭には入ってはいけないと伝えられます。
理由は、Cravenの妻はその庭の木の上で本を読むのが好きだったのですが、木から落ちて死んでしまいます。悲しみにくれたCravenはその庭の扉の鍵を閉めてどこかへ投げ捨て、庭を閉じてしまうのです。それから誰もがその庭には近づかないようになったのです。

Maryは庭で遊んでいくうちに、鳥のRobinや庭で働いている初老?のBen Weatherstaffとの出会いを経ていき日に日に元気と快活さを取り戻していきます。

そしてRobinの導きと言えるでしょう、ついに秘密の庭の扉と鍵を見つけ、そっとなかに入るMary。何年も放っておかれた荒れ放題の庭を見て、Maryは秘密の庭を自分の手でよみがえらせることにします。

ガーデニングの道具をMarthaにお願いするMaryMarthaは、Dickonに道具の手配をしてもらうことをMaryに提案します。MarthaからDickonの話を聞いていて、かねがねDickonにあいたいと思っていたのでMaryはもちろん承諾します。

ここからDickonとMaryの共同作業がはじまり、Maryは元気で素敵な女の子になっていきます。

そのころMaryは屋敷の中で夜になるとたまに聞こえてくる泣き声のする部屋を突きとめ、ドアを開けます。そこにはCravenの息子のColinがいました。

『The Secret Garden』のスペック

読みやすさレベル(YL):2.4
※SSS書評検索の平均
シリーズ:Penguin Readers/Pearson English Readers
総語数:9,800語
価格:-
※2016年11月29日現在Amazonでの販売価格
中古しか販売されていないようです。2016年11月29現在Amazonでの中古の販売価格は”78円より”となっていました。