The CROWN : PENGUIN ACTIVE READING1

「いっぱい読めばしっかり身につく 今日から読みます 英語100万語!」でCambridge English Readers level1(ケンブリッジ1)にすすむ前の1冊として紹介されている洋書です。

SSS公式サイトによるとCambridge English Readers level1の読みやさすレベル(YL)は1.4~1.6になっています。Cambridge English Readers level1の語彙数は400語レベルとなり語彙数300レベルの「The CROWN」よりも100語多くなるのでその分だけ難しくなります。

「The CROWN」はSSS書評検索システムではYL1.1でありながら総語数3,937語あります。ペンギンリーダーの同じレベルの洋書と比較しても総語数は多く、読み応えがあるのでこれを読めるというのがその少し上のCambridge English Readers Level1に進む際の一つの目安なのでしょう。

たしかに総語数は3,937語と多いですが、内容は一気読みできるものです。「The CROWN」を読んでみてまず感心する点は、たった300の語彙でちゃんとした物語になっているところです。

一方でたった300の語彙しかつかっていませんし、総語数もしょせんは3,937語ですから、物足りなさを感じる人もいるようです。それでもYL1.1(平均)という難易度と、使っている語彙数が300であることを考えるとやはりよく出来た物語といえるでしょう。

モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズの原作をリトールド(簡単に書き直したもの)した作品なので、やはり原作が良いということもその一因です。モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズの作品は著作権保護期間が終了しているようですからKindleやThe Project Gutenbergでも無料で洋書が読めると思います。この作品もいつか原作を読むのが楽しみです。

M・R・ジェイムズ(Montague Rhodes James、1862年8月1日 – 1936年6月12日)は、イギリスの小説家。古文書学者としての余暇に書いた怪奇小説で人気を博した。アルジャーノン・ブラックウッド、アーサー・マッケンとともに近代イギリス怪奇小説の三巨匠と称される。

Wikipedia モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズ

おすすめキンドル洋書「The CROWN」


【あらすじなど】
主人公が読者に語りかけるかたちで物語は始まります。主人公は、イギリスのSeaburghという土地で友人と休暇を楽しんでいます。ある晩、そこに一人の若者がやってきます。

若者の名前はPaxton、彼は、主人公とその友人にイギリスを守り続けてきた王冠について語り始めます。

彼もまた休日をSeaburghで過ごしていました。ある日、彼は、小さな美しい教会で3つの王冠の描かれた絵を見つけます。その王冠に惹かれたPaxtonは、王冠に関する秘密を調べ、さらにはついに王冠を見つけてしまうのですが・・・

その時から彼に奇妙な陰のようなものがつきまといます。

先が気になってしまい、一気に読めてしまいます。

■スペック
 読みやすさレベル(YL):1.1
 ※SSS書評検索システムより
 シリーズ:Penguin Active Reading Level 1
 総語数:約3,930語
 価格:760円
 ※2015年2月20日現在Amazonでの販売価格