洋書で謎の暗号を解く!怪奇小説の巨匠モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズのリトールド The House in the Picture and Abbot Thomas' Treasure

さすがです、M. R. Jamesさんの作品は素晴らしい

怪奇小説の巨匠M. R. James(モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズ)のリトールド(平易な英語で書き直されたもの)です。 M. R. James(モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズ)さんといえば、わたしにとってはじめてのホラー作品(もちろん英語多読で)でもある「The CROWN」。
こちらの作品も結構面白く、他の作品も読んでみたいとかねてより思っていたわけです。

WikipediaによるとM. R. James(モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズ)さんは古文書学者、聖書学者で、その余暇に怪奇小説を書いていたとのこと。 今回の洋書も著者自身が古文書学者、聖書学者であることを感じさせる内容になっています。

さらに著者について
これまでの Macmillan Readers(マクミランリーダーズ)のリトールドと同じようにこの作品も物語の前に著者の紹介と物語についてのnoteがあります。 M. R. James(モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズ)の紹介によると、父はclergyman(牧師さん※発音を聞くとクレイジーマンとしか聞こえないので、勘違いしそうですが「牧師さん」という意味です)で、2人の兄弟と1人の姉妹がいたそうです。英国名門Eton College(イートン・カレッジ)からCambridge University(ケンブリッジ大学)のKing's College(キングス・カレッジ ) で学んだことが書かれていますので学業は抜群だったものと思われます。
言語、宗教、科学や文学に興味を持ち、建築等の他たくさんの書物を書き残した人だそうです、その一方でたくさんの怪談も書いて、その怪談はとても人気を博したようです。日本でも、怪談の著者として有名でWikipediaによるとすべての作品が翻訳されているそうです。

The House in the Picture and Abbot Thomas' Treasure

「The House in the Picture and Abbot Thomas' Treasure」にはThe House in the Pictur(絵の中の家)とAbbot Thomas' Treasure(トマス僧院長の宝)という短編2作品が収録されています。2作品ともインテリの香りがプンプンと漂ってきますがドキドキ・ワクワクそして少しゾクっとさせられて、なかなか楽しく読めると思います。

変化する絵の秘密「The House in the Pictur(絵の中の家)」

The University Museum Oxfordで働くMr Williamsさんが主人公。Mr Williamsさんは、博物館用に興味深い絵画やデッサン、版画などを探しています。そんなわけで、たまにディーラーから博物館用の絵画を購入します。ディーラーから送られてき一通の手紙。ディーラーはその手紙で、ある版画をすすめています、その版画にはとても高い価格が付けられていて、。Mr Williamsさんは買う気はなかったのですが、あのディーラーが薦めるのだからなにかあるのだろうと購入する前に一度版画を送ってもらうことにします。ところが版画の入った箱をあけてみると、そこにはなんの変哲もない、むしろややしょぼい版画だったのですが・・・。

宝のありかを示す暗号を解け「Abbot Thomas' Treasure(トマス僧院長の宝)」

宝のありかを示す暗号を解いていく過程は、読んでいてドキドキ・ワクワクさせてくれました。読めば答えはわかるのですが、どういうことでその答えにたどりついたのかがいまいちはっきりしませんでした。暗号を解くカギはone-two-threeで、これをどう使うかがポイントなのですが、読んでもわたしにはわかりませんでした。

だから、主人公の考古学者になりきって、暗号文を表にしてみました、そしてやっと解読方法がわかりました。わたしと同じようにわからなかった人がいるかどうかはわかりませんが、そのヒントは、one-two-threeは取り出さない箇所をしめします。
最初のIをとりだしたあと、oneを適用すると次のTになります。これはとりだしません。次にそのとなりのTを取り出します。 そのつぎにtwoを適用します、two=2文字、AとSを残します。そしてその次の文字のHを取り出します。 そしてthreeを適用します、つまりHのつぎの3文字であるTHRを残します。これを繰り返すことによってメッセージの最初の部分があらわれてくるわけです。 あ〜すっきりした。
どうしてもの人は冒頭の図(白バックの文字だけ抜き出して読むとメッセージの最初の部分になります)と本に表示されている暗号を見比べてみてください。方法がわかると思います。

面白いのでまだ読んだことのない人は、ぜひ!暗号の解読をしてみてください。けっこう、はまります。

Project Gutenbergでは、M. R. Jamesさんの作品が無償で公開されていますので、いつか原作を読んでみたいものです。
Project GutenbergでのM. R. Jamesさんの作品

■スペック
 読みやすさレベル(YL):1.8
 ※SSS書評検索システムより
 シリーズ:Macmillan Readers Beginner
 総語数:約8,820語
 価格:701円〜(マーケットプレイス)
 ※2015年4月15日現在Amazonでの販売価格
The House In Picture and Abbot Thomas's Treasure


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