Inspector Logan

Cambridge English Readers(Level1)シリーズの中では、まずまずの出来。

Cambridge English Readers Level1は、400という限られた語数のなかで、本格推理小説に挑んだ野心作・・・なのか?犯人は簡単にわかってしまうかも知れませんが、まずまず面白い!といいたいのだけど。
Macmillan Readers(マクミランリーダーズ) [Level 2: Beginner] のリトールドを読んでしまうと、Cambridge English ReadersのLevel1を消化するために読んでいる気がしないでもない。Help!でもかんじたのですが、どうしてこんなに評価が高いのだろう。
といいつつも、けっして面白くないわけではないです。ただちょっと物足りない感じがします。リトールドとはいえ、原作は世界的な名作ですからそれらと比較をすると、たくさんの作品が色あせてしまうので、やはりよくないのでしょう。

本作の主人公は26歳にしてInspector(警部or警部補)のLogan。日本の警察組織ではキャリア組は警部補からスタートします。Loganは26歳でInspector(警部or警部補)ですから英国でも同じような感じなのかも知れません。

Loganが警部か警部補かまでは不明です。日本ではキャリア組が最短23歳で警部補から警部に昇進できるそうです。Logan=キャリアと考えれば、警部という可能性もありそうです。
あくまでも日本にあてはめて考えてみるとですが。。

警部か警部補とか警察組織とか、どうでも良いことが気になった本作。
「Inspector Logan」に、中年男性がInspector Loganの部下として登場します。Loganの推理では55歳位のこの男性。
部下がInspectorに声がけするときなど、通常、”sir”か”madam”が使われるというのにこのGrantという男はLoganを”madam”とは呼びません。それを少しLoganが気にしている描写がありました。

そしてこの男の役職はsergeant。LoganはInspector。sergeantって?Inspectorって?
また厳格に存在する組織のなかの階級というものが見て取れ、すこし警察の階級などにも興味をもったというところです。

簡単に調べてまとめておいたのがこちら
刑事モノや探偵モノをもっと楽しく英語多読する!

こまかいことを気にしないのが英語多読の良いところですが、たまにはこのように主人公やその周辺のことを考えたりしながら推理小説を読むのも良いものです。

おすすめキンドル洋書「Inspector Logan」Level 1 (Cambridge English Readers)

【あらすじなど】
LoganはEdinburgh policeのInspector。転勤でもあったばかりなのか、Loganにとって新しい街でおきた最初の仕事(事件)について描かれています。

前日から妻がいなくなり、それを心配をした主人が警察に相談するという場面から物語は始まります。事件性を感じられなかったのかLoganは、奥さんがどこに行くのか、それを止めることは出来ない!奥さんは子供ではない!といったことを主人に伝えています。

ちょっとへこんだ主人の顔をみて、Loganは新聞に奥さんの写真をのせてあげることにします。

これが殺人事件のはじまり。だけでなく、本作はCambridge English ReadersのLevel2、level3へと続くLoganシリーズのはじまりでもあります。
Level2、level3でのLoganの活躍は相当たのしみです。英語多読のモチベーションにもつながります。

■スペック
読みやすさレベル(YL):1.4(平均)
※YLは、SSS書評検索システムより
シリーズ:Cambridge English Readers
総語数:約4,200語
価格:572円(キンドル)
※2015年3月27日現在Amazonでの販売価格
Text-to-Speech:有効